プラスアートのコラムについて
プラスアートのコラムでは、アートをもっと身近に感じてもらえるような記事をお届けしています。季節ごとにおすすめの作家を紹介したり、アート初心者の方にもわかりやすく解説したりと、アートの魅力を多角的に発信。日常の中に自然とアートが寄り添うような、そんなヒントを見つけていただけるような内容を目指しています。ぜひ、アートの世界を気軽に楽しんでください。
目次
はじめに
「アート鑑賞って難しそう」「作品を見ても、どう楽しめばいいのかわからない」と感じたことはありませんか? 実は、アートには「正解」がないため、自由な視点で楽しむことができます!
そんなアートの新しい楽しみ方として注目されているのが「対話型鑑賞」。これは、作品を「見る」だけでなく、「考え」「話す」ことで深く味わう方法です。今回は、対話型鑑賞とは何か、その魅力や具体的な鑑賞方法をわかりやすく解説します!

自由な視点から作品を深く味わう!
対話型鑑賞とは?
作品を「見る」だけでなく「考え」「話す」ことで深く味わう方法! 作品をただ鑑賞するのではなく、感じたことや考えたことを言葉にし、それを他の人と共有することで新たな発見を得る手法です。
例えば、抽象画を見たとき「これは何を描いているのだろう?」と考えるだけでなく、「どんな印象を受けるか」「この色や形はどんな意味を持つのか」といったことを周囲と話しながら鑑賞していきます。

美術館や学校などで取り入れられている理由
国内外の美術館や学校教育の場でも対話型鑑賞は取り入れられています。その理由は、作品への理解が深まるだけでなく、鑑賞者それぞれの視点を尊重しながらコミュニケーションを育むことができるからです。
特に子どもたちやアート初心者にとって、「何を感じてもいい」という自由なスタイルは、アートの敷居を下げ、楽しさを広げる効果があります。
対話型鑑賞のメリット
感性を育てる
作品をじっくり観察し、自分なりに考えることで、観察力や想像力が養われます。普段意識していない色や形のバランスに気づくことも。
自分なりの視点を持てる
対話型鑑賞では、「正解」はなく、感じたことすべてが尊重されます。これにより、「自分はこう思う」という考えを深める力が育まれます。
他の人との意見交換で新しい発見がある
一人で鑑賞するときとは違い、他の人の意見を聞くことで、自分にはなかった視点に気づくことができます。「そんな見方があったんだ!」と驚く瞬間も楽しみのひとつです。
対話型鑑賞の具体的な方法は?

対話型鑑賞には、特定の決まったステップがあるわけではありませんが、一般的には以下の流れで進めることが多いです。
- 作品をじっくり見る:まずは黙って作品全体を眺めます。何が描かれているか、どんな色や形があるか、どのような印象を受けるかなど、自由に感じ取ります。
- 気づいたことを言葉にする:「何が見える?」「どんな音が聞こえそう?」「どんな気持ちになる?」など、作品から感じたことを具体的な言葉で表現してみます。
- なぜそう感じたかを考える:「なぜそう思ったの?」「そう感じたのは作品のどの部分から?」といった問いかけを通して、自分の感じたことの根拠を深掘りします。
- 他の人と意見を交換する:参加者同士でそれぞれの意見や感じたことを共有し、互いの視点から新たな発見をします。
対話型鑑賞を楽しむコツ
正解を求めすぎない
アートには正解がないので、「これはこう見るべき!」と考えすぎなくてOK! 自由に感じたままを大切にしましょう。
どんな感想でもOK!自由に発言する
「よくわからない」「この色が好き」など、どんな意見も大切です。気負わず、自分の感じたことを言葉にしてみましょう。
一緒に鑑賞する相手がいない場合は、自分自身と対話する
対話型鑑賞は、必ずしも誰かと一緒でなくても楽しめます。自分で「なぜこの作品に惹かれるのか?」と問いかけながら見るのもおすすめです!
まとめ
対話型鑑賞を通じて、アートをもっと身近に楽しむことができます!作品の「意味」を考えるのではなく、自分の感覚を大切にしながら、自由に感じ取ることが重要です。
「アートって難しい」と思っていた人も、ぜひ一度、対話型鑑賞を試してみてください! きっと、新しい発見とアートの奥深さに触れることができるでしょう。
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