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「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」展覧会レポート:アートの見方が変わる体験!
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「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」展覧会レポート:アートの見方が変わる体験!

+ART編集部

プラスアートのコラムについて プラスアートのコラムでは、アートをもっと身近に感じてもらえるような記事をお届けしています。季節ごとにおすすめの作家を紹介したり、アート初心者の方にもわかりやすく解説したりと、アートの魅力を多角的に発信。日常の中に自然とアートが寄り添うような、そんなヒントを見つけていただけるような内容を目指しています。ぜひ、アートの世界を気軽に楽しんでください。 目次 はじめに:展覧会「西洋絵画、どこから見るか?」に行ってきました! 1.展示の概要:アートの楽しみ方が広がるユニークな試み 2.私が実際に展示を見て感じたこと 3.私が選ぶ必見の作品:この一枚に注目! まとめ:この展覧会でアートの見方が変わるかも? はじめに:展覧会「西洋絵画、どこから見るか?」に行ってきました! アート作品を目の前にしたとき、あなたはどこを見て、どのように感じるでしょうか? 「この色使いが好き」「構図が面白い」「技法がすごい」など、見る人によって着目点はさまざまです。そんな「見ること、鑑賞すること」そのものに焦点を当てた展覧会 「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」 が、東京・上野の 国立西洋美術館 で開催されています。今回の展覧会では、普段何気なく見ているアートを 「どこを見れば面白いのか?」 という視点から解き明かし、作品の新たな魅力に気づかせてくれる内容になっています。実際に足を運んできたので、展示の概要や見どころ、個人的な注目ポイントを交えながらレポートしていきます! 1.展示の概要:アートの楽しみ方が広がるユニークな試み 「西洋絵画、どこから見るか?」展は、 「見る」という行為を再発見 することを目的とした展覧会です。会場では、国立西洋美術館が所蔵する名画を中心に、私たちが作品をどのように見るのかを掘り下げる構成になっています。 また、本展は 米国のサンディエゴ美術館との共同企画 により、同館と国立西洋美術館の所蔵する作品 計88点 を組み合わせ、作品同士の対話、比較を通じて ルネサンスから19世紀に至る西洋美術の魅力とその流れ を紹介する展覧会でもあります。 この展覧会では、両館の所蔵作品を 36の小テーマ に分けて展示し、作品同士の比較を通じて ルネサンスから印象派に至る西洋美術史の流れ をわかりやすく解説しています。 なお、 サンディエゴ美術館からの出品作49点はすべて日本初公開 となるため、貴重な作品を間近で鑑賞できるまたとない機会です! 2. 実際に展示を見て感じたこと:展示の工夫がもたらす影響 この展覧会を実際に訪れて感じたのは、 「見ること」を強く意識させる工夫が随所に施されていたこと です。特に印象的だったのは、作品の解説やグループごとの説明が非常に充実していた点です。ただ作品が並べられているだけではなく、 「この作品のどこを見ればいいのか?」 という視点が示されており、アート初心者でも迷わず楽しめる構成になっていました。 また、展示の流れも工夫されており、 時代ごとの流れに沿いつつも、風景画・静物画・人物画といったジャンルごとに整理 されているため、テーマごとの特徴を意識しながら鑑賞できました。特に、 似たテーマの作品を並べて比較しやすくする配置 は、作品ごとの表現の違いを理解しやすく、より深い鑑賞体験につながったと感じます。 さらに、 2点の作品を並べて展示することで、観る人が自然と比較しながら鑑賞できる という工夫も印象的でした。「この2つの作品はどのように違うのか?」という問いを持ちながら鑑賞することで、画家の意図や技法の違いを意識でき、より理解が深まりました。 展示の最後には、 来館者が自由に感想を残せるスペース があります。鑑賞して最後に気になったポイントを記入したり、他の来場者の感想を読むことで、新たな発見が生まれるかもしれません。 総じて、 「アートの知識がなくても、作品の魅力を十分に味わえる展示」 だったと思います。初心者からアートに詳しい人まで楽しめる構成になっており、「見ることの楽しさ」を再認識できる展覧会でした。 3. 私が選ぶ必見の作品:この一枚に注目! 今回の展覧会の中で、個人的にぜひ見てほしい作品を1点紹介します。 私が特に印象に残ったのは、 ヨース・ファン・クレーフェが1525年に描いた『三連祭壇画:キリスト磔刑』 です。3枚のパネルから成るこの作品は、細部まで緻密に描かれており、額装の装飾も含めて非常に美しいものでした。展示の正面から見たときの迫力には、思わず目を奪われます。 ヨース・ファン・クレーフェは、16世紀前半にアントウェルペンで活躍した画家で、ヤン・ホッサールトやレオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受け、肖像画や宗教画で知られています。 本作は、中央に磔刑のキリストを配置し、左右のパネルにはそれぞれ対照的な盗賊が描かれています。さらに、翼を閉じた際の裏面には受胎告知が描かれており、開閉によって異なる物語が展開する仕組みになっています。衣服の質感や人物の表情のリアルな表現も見どころで、この作品をじっくり鑑賞することで、クレーフェの卓越した技術を改めて実感しました。 まとめ:この展覧会でアートの見方が変わるかも? 「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」は、 アートを見ること自体をさらに意識させる、画期的な展示でした。普段、何気なく眺めている絵画も、人物の視線や色彩、構図などに注目することで、新たな魅力が見えてきます。 美術館に行くのは好きだけれど、どう見ればいいのかわからないという方にこそおすすめの展覧会です。実際に足を運んで、自分なりの「見るポイント」を探してみてはいかがでしょうか? 美術館での新しい体験を、ぜひ楽しんでみてください! 📍 開催情報 展覧会名:「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」会場:国立西洋美術館(東京・上野)開催期間:2025年3月11日[火]-6月8日[日]公式サイトはこちら 最後に いかがでしたでしょうか?今回の記事でよりアートを身近に感じることができたら幸いです。プラスアートは、「アートを楽しむ」をコンセプトに、展示企画・運営やオンラインショップでの販売など、現代アートをさらに楽しむサービスを提供しています。才能あふれる若手作家を中心に、個性豊かな作品を厳選してご紹介!絵画をはじめとする多様なアート作品を取り揃え、初めてアートを購入する方でも安心してご利用いただけます。また、作品の魅力をより深く知っていただくために、アーティストインタビューやアートの飾り方、購入のポイントなど、役立つ情報をコラムで発信しています。アートが日常に溶け込み、暮らしを豊かに彩るきっかけになれば幸いです。 あなたの空間に、アートをプラスしてみませんか?▶ 公式サイト:プラスアート▶ONLINE SHOP

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