【インタビュー】Tristan Wu
主にフランス・台湾などアートの本場で注目されている現代アーティストであり、台湾の作家・Tristan Wu のインタビュー動画を紹介します。
今回の個展にあたって、インタビュー動画を撮らせていただきました!
作品制作に関してのいろいろな話が聞けちゃいます😳
日本で初個展となるトリスタンウーさんの世界観を、まずはみなさんには感じていただきたいです!その上で、作品ぜひチェックしてもらえると、ぐっと楽しめると思います!
※動画中に和訳文章が挿入されておりますので、是非ご覧ください!
【全文和訳】
今回の日本初展示に関して
こんにちは、トリスタンです。この度、日本で初めての個展を東京の+Art Galleryで開催することができ、とても嬉しく思っています。この展覧会では、私の最新シリーズであるWorkersと、私の前世代、古典、私の大軍を展示する予定です。ミリタリーキャンバスに大きなフォーマットの作品を中心に展示する予定です。僕のベイビーコロッサスで感動させたいと思います! きっとかっこいいですよ。
この作品を描く意味
これから紹介するように、私の美意識は、私の目から見て、私なりに、華麗さ、インパクト、強さ、力強さをできるだけストレートに追求したものであることを理解していただきたいと思います。私にとって、私の絵のひとつひとつは、スペクタクルであり、劇場的で強い感情の放電であり、マシンガンのようなものでなければならないのです。かなりね。 どんな題材であれ。そうでなければ、競争にはならないし、ブレンドになるし、私には意味がないのです。
作品への表現に関して
私は、自分のプロセスのガイドとなるような物語をたくさん作ってきました。最初は一人のキャラクターから始まりました。とても暴力的で、信じられないほど不条理で、でもある意味で完全に自由なキャラクターです。私は彼を「ヒステリック・ミッチ」と呼び、彼の怒りの旅路を描いています。そして、彼をイメージした軍隊を作り、数の上で大きなアドバンテージを与えることで、彼を美化したのです。本当にたくさんの軍団を描きました。たくさんの軍隊! それは強迫観念のようになりました。そうすると、作れば作るほど、何かしらのシステムや構造が見えてくるんです。だから、この世界そのものが、僕らの世界とドッペルゲンガーなんじゃないかと想像しています。そして、その不条理な世界の中で、メガカンパニーが支配し、その世界が存在するために必要なものをすべて供給するようになる。それは、私たちの世界と同じです。現実の世界と同じだ。だから、「Wu Tech Industries」は、私が設立した会社なのです。
The Workers(労働者たち)シリーズに関して
私は、同じ個体の塊や集合体というイメージの中にある、
強さや力の美的描写が大好きです。ある種の安らぎや安心感を与えてくれると同時に、色をうまく塗れば壮大で美しい風景になります。労働者はこの点で新しい世代であり、巣箱のミツバチでもある、私の「Wu Tech Industries」です。私は、彼らにある種の行進や移動、あるいは拡大を物語るような振る舞いの形を与えています。 彼らの背中にある真っ白な棒が言うように、彼らの機能は未知数、未定です。 しかし、彼らは私の「Wu Tech Industries」の枠組みの中にいるのです。この競争社会で私の芸術的存在感を高めたいのと同じように、私は会社を成長させたいのです。
<英文>
The Show
Hi, I’m Tristan. I am very happy to have my very first solo exhibition in Japan, in Tokyo, at Gallery +Art! In this exhibition, I will be showing my latest series, Workers, as well as my previous generations, my classics, my grand armies! There will be mostly big formats on military canvas. I want to impress you with my baby colossus! It’ll be really cool!
The imagery
As you will be introduced into the show, I want you to understand that I display a sense of aestheticism that is, in my eyes and my own way, in the pursuit of splendidness, impact, strength and power, as straightforward as possible. For me, each of my paintings should be a spectacle, a theatrical and strong discharge of emotion, like a machine gun. Pretty much. Whatever the subject. Otherwise, it wouldn’t be competitive, it’d be blend, and it would make no sense to me.
The vessel
I’ve created lots of narratives to serve as guides to my process. It started off as just one character, so violent and so unbelievably absurd, but in a way completely free. I call him Hysterical Mitch and his journey of getting pissed off. Then I glorified him by creating armies in his image to give him a sort of a great advantage in numbers. I really painted a lot of armies. A lot of armies! It’s become an obsession. Then, the more I make them, the more some sort of system or structure turns out to be. So I kind of imagine it’s a whole world itself, a doppelganger to our world. And in this absurd world, a mega company comes to dominate and supply everything that world needs to exist. It’s just like our world really. It’s just like the real world. Hence, Wu Tech Industries, my foundation.
The workers
I love the aesthetic portrayal of strength and power in the image of mass and collectiveness of the same individual. It gives me some sort of comfort and a sense of security and in the same time, it’s a magnificent and beautiful landscape if I apply the colours right. The workers are the new generation of this regard and also the bees to the hive, my Wu Tech Industries. I give them a certain marching or moving or even behaving formation that tells expansion. Their functions, just as the blank white bars on their backs say, are unknown or undecided. They can be whatever they want to be, however, they are still under the framework of my Wu Tech Industries. I want to grow my company just as I want to grow my art presence in this competitive world.
【展示会情報】
■PROFILE:Tristan Wu
支配と反乱のシーンを断片的なエピソードでユーモアたっぷりに再現し、歓喜の怒りを刻み込んだトリスタン・ウーは、架空の組織によって幸福感を得て、征服者の世界を創り上げる。皇帝、軍隊の司令官、会社のCEO、あるいは単なるアスリートという役割を通じて、この完璧な反英雄的感情のヒステリーは、戦争、記憶、スポーツ、テクノロジー、スタイル、教育といった現代の闘争のミザンビークとなるのである。
営業時間:2022年10月24日(月)〜10月30日(日)、営業時間10:00 - 21:00
※新型コロナウィルスの影響で営業時間変更の可能性あります。随時公式ホームページよりご確認ください。
※最終日は20時までの営業となります。
入場:無料
会場:+ART GALLERY
住所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 14F
(150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目24−12)
アクセス:JR 渋谷駅(山手線・湘南新宿線) 、東京メトロ 渋谷駅(副都心線・半蔵門線・銀座線)、東急線渋谷駅(東横線、田園都市線)より各30秒〜1分程度
作品は展示販売可能。期間中ネットでも販売予定。
オンラインショップ:https://pls-art-shop.com/
主催・企画:株式会社プラスアート
アーティスト:Tristan Wu