CONCEPT:What is Original Picture?(原画とは何か)
中森かりんは、デジタルネイティブ出身の芸術家として、デジタルとアナログの価値の違いやその共存の可能性を探求することをテーマとしている。
IT技術が普及し、デジタルを取り入れた前提の作品制作が主流になる中、
・「デジタルアートとアナログアートの価値の違い」
・「原画」とは何にあたるのか?(イラストレーターのaiファイルか?)
というような問いに注目をしております。
今回の個展では、小学生の頃から使い慣れたパソコンやペンタブレットでまずデジタルで作画を行い、キャンバス作品に落とし込んだ「Naachin」シリーズをメインにした個展になります。「Naachin」シリーズの制作手法を公開し、鑑賞者が何に焦点を当てるか(コンセプト性、原価性、価値主義、インテリア性…etc)でアートの体験価値が異なることをみなさまにご体験いただければと思います。
お渡しするウォーターマーク付きのデジタルデータ例(記載内容は運営元が管理し秘匿にする)
そして、キャンバス作品を販売するにあたって、同時に販売時の合成時のデータ(オリジナル「Nacchin」+各作品の下地(背景や装飾)を組み合わせたもの)をお渡しし、そこに含まれる「ファイル作成日」、「ファイル作成者名」が証明書となりそれを運営側で管理を行います。
アナログとデジタルテクノロジーの両媒体の異なる要素や文化的背景を融合することで、新たなアートの価値を創造し、媒体や技法にとらわれず独自の審美眼を持ち、アート(芸術)を楽しんでいただければと思います。
新シリーズ:「Naachin_Bright」
昨年末から描き始めた今回の個展で展開される「Naachin」の新シリーズ「Naachin_Bright」は、光と影に改めて着目したシリーズです。今までのシリーズとの違いは「レイヤー構成」です。
今までのレイヤー構成では、影を最後に描き込んでいますが、brightシリーズでは、光を最後に描き込む事で上層のレイヤーに光部分を持ってきており、影を最下層である下地で表現しています。
これもデジタル出身ならではの発想と着想ではないかなと思います。
開催概要
・会場名称:+ART GALLERY(渋谷フクラス内東急プラザ3F)
・展示会名:中森かりん Solo Exhibition “Naachin Bright”
・日 時:2024年6月10日(月)〜6月23日(日)、営業時間11:00 – 20:00
※新型コロナウィルスの影響で営業時間変更の可能性あります。随時公式ホームページよりご確認ください。
・会場:渋谷東急プラザ3F (150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス内東急プラザ渋谷3F )
・アクセス:JR 各線 渋谷駅西口連絡通路「渋谷フクラス歩行者デッキ」直結
東急東横線、田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ 半蔵門線、銀座線、副都心線「渋谷」駅より徒歩約3分
・入場料:無料